「あの人は、あんなに堂々と振舞っている。あんなに酷いことを言って、当人がどう思っているか気にならないのだろうか。
・・・それでもなぜか、言われた人も、周りの人も気にしていないように見える。
もしかして、感覚がおかしいのは自分の方なのか・・?」
はたまた、
「同僚と二人で上司に怒鳴られた。同僚は『ハイハイ、いつものヤツね』と、全く平気そうだが、自分はそうはいかない。上司の怒鳴り声が全身を貫き、耐えられない。涙が出そうだ。どうして自分だけ・・・。」
そんな経験はあるだろうか。
もしも当てはまるなら、世に言う「感受性が強すぎる人」、”HSP”こと「ハイリー・センシティブ・パーソン」である可能性がある。
共感力に優れており、小さな変化や、意図に気付きやすい。非常に繊細な性格を持っており、そして多くの刺激を強く受けるため、心身共に疲れやすく、「生きづらさ」を感じやすい。
人口の約15~20%を占めており、決して病気ということではなく、生まれ持った気質である。そしてそれは、生涯変わることは無いとされている。
これを聞いて、落胆しただろうか?それとも「自分だけではなかったのだ」と、安心しただろうか?
ここで、HSPに当てはまる人が無意識に享受していた”HSP”の素晴らしい点を見てみよう。
優れた良心の持ち主で裏切り行為をしない誠実さ

愛情や喜びをより深く感じ取る

カウンセラー・教師・ヒーラーへの高い適正

アート・音楽などの美の理解

素晴らしい作品の前では涙を流すこともあるのだろう。
危機を早期に察知する能力

人間社会にHSPが存在する理由とも考えられている。
環境問題への関心の高さや、動物への優しさ

まだまだHSPの「優れた点」は挙げられるが、今回はここまでとしておこう。
もしもあなたがHSPかもしれないな、と感じたなら、明日からはどうか誇りに思って生きてほしい。
こんなに優しく、素晴らしい感受性を持ち合わせているのだから。
生きづらいと感じた時には、この世界の美しさをより感じられる場所を訪れてほしい。
あなたは悲しいことも強く感じるかもしれないが、嬉しいことも、幸せなことも、きっと強く感じることができる人なのだから。